小鬼のはなし
欠けたツノに不思議な瞳。真っ赤な肌には、そばかすがちらり。 トラの毛皮より、まっしろブリーフ派。鬼一番のカブキモノ。 いたずらっこで、ちょっぴりやんちゃ。 だけど気持ちは優しくて、なにより自分の「好き」にまっすぐ。 神出鬼没。 行きたいところへ、いつでもどこでも現れる。 ガラクタ――本人いわく「オタカラ」を集めるのが大好きで、 拾ってきたものを自分好みにカスタムして、おもちゃを作っている。
小鬼のこだわり

角片っぽは欠けている。完璧じゃない。でも本人は、これが気に入っている。
目大きくて、不思議な瞳。どこか曖昧なのに、妙に目を引く。小鬼らしさが詰まったパーツ。
パンツこだわりの、まっしろブリーフ。トラの毛皮より、断然こっち派。ダサいって? 愛を貫けば、それは立派なスタイル。
ブーツ鬼に金棒、ならぬ鬼にトゲトゲブーツ。眉のスタッズとお揃いで、ちょっぴりイカツく、お洒落に。
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小鬼誕生秘話
小鬼は、自分の「好き」にまっすぐな鬼です。 誰かに認められたいわけでも、誰かと違うことをしたいわけでもない。 気になるものがあれば近づいて、知らない景色があれば、そっちへ行く。 小鬼にとって毎日は、少しだけ不思議な寄り道の連続です。 けれどある日、その「好き」ごと真っ白に塗りつぶされました。 みんなと同じ。綺麗で、正しくて、でも自分じゃない姿。 それでも、心の奥に残った違和感までは消せませんでした。 このままじゃ、つまらない。 誰かが呼ぶ方じゃなく、自分の「好き」が鳴る方へ。 小鬼は、もう一度自分の足で歩き出しました。

